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12月29日(木)
プノンペン行きのバスがデタム通りを出発したのは9時過ぎとなった。50人ほど乗れるバスは8割方埋まっている。バスは舗装された快適な路を走り、11時にはカンボジアとの国境の町モバックに着いた。
ここで全員荷物を持ってバスを降りる。しばらく歩くとゲートがあり、その先には立派な建物があった。どうやらここがベトナム出入国管理のようだ。X線にて荷物の検査を終えると出国検査となる。ここも空港と同じように検査が遅い。
我々と同じような国境越えのバスが何本か到着したのだろう、バックパッカー達が大きな荷物を背負いながら審査を待っている。ところがその横からベトナム人達が得意の?横入り。ベトナム語で話しているので何を言っているのか分からないが、その集団の代表らしき人が列を先回りして、受け取り窓口から強引に検査官にパスポートを渡している。しかも検査官はそれを受け取ってベトナム人達を先に通している。あきれたものだ。
我々はいい加減に頭にきたので、とりあえず先頭の人が審査を終わったところで受け取り窓口をブロック。旅行者の人たちが同じように検査官にパスポートを突き出す様に渡す方法をとった。さすがのベトナム人達も少しは悪気があったのだろう、笑いながらどこかへ行ってしまった。
この建物を出ると400mくらいの空白地帯が有りカンボジアの入国となる。よしっ!カンボジアだ!!と歩いていくと、通り過ぎてはっと気づいた。地面に舗装の継ぎ目があり、その両側では舗装の質が違う。周りを見ると街路灯や構造物も違う。ここが国境なんだ、自分の足で国と国とをまたいでいるんだと感激してしまった。でもその向こうの広大な風景は国境を挟んでも変わらない、地元の人たちはここが国境であることを知らないかのように自由に行き来している。
またそこから少し歩くと、いよいよカンボジアへの入国となる。僕はあらかじめ日本でカンボジアのビザを取得しておいたので入国審査の列の並ぶ。ビザを取得していない人は、写真さえあれば20ドルで取ることが出来、日本で取るよりも安く取得できる。
さてここでも先ほどと同じようにベトナム人は割り込んでくる。丁度僕の番だったのでパスポートを出しながら左側から割り込もうとするおばちゃんの前に立つ。パスポートを受け取った後も、そのおばちゃんを押しのけるようにしながらブロックして立ち止まり、後ろに並んでいた韓国人旅行者にどうぞと合図した。その後もみんな同じような感じでブロックしたため、仲間に言われたのか列の後ろに並んだ。
カンボジアに入国したところのレストランで昼食。1号線をバスで走ること約4時間。午後6時にプノンペンのキャピトルゲストハウス前に到着した。ここでも今夜1泊だけなのですぐ横の8ドルの部屋に泊まることにした。夕食を食べ近くのネットカフェで暇つぶししていると突然停電。プノンペン市中停電したらしい。おかげでホテルに戻ると今日は電力が完全に復帰しないのでエアコンは使わないようにと言われてしまった。
さあ明日はアンコールワットの町シェムリアップに向けて、またまたバスの旅です。 |